こんにちは。
あなたは普段ゲームセンターで遊んだりしますか。
私は昔からけっこうゲーム好きでゲームセンターにもそれなりに行ってはいましたが、友人のプレイを見ていることのが多く、それ程やり込むということはありませんでした。
というのも、ゲームセンターでゲームをするとお金がいくらあっても足りませんよね。それならそのお金で家庭用のゲームソフトを買った方が、お金のことを気にせずに好きなだけ楽しめてトクな気がするのです。
もしゲームセンターでお金のことを気にせずに好きなだけゲームができたら。
そんな夢のようなことが叶えられるサービスがイオンのゲームセンター「モーリーファンタジー」で行われていました。それが時間内定額でゲームが遊びまくれちゃう『よくばりパス』です。
よくばりパス|時間内定額で遊びまくれる!|イオンファンタジー
今回は、子どもと一緒にイオンのゲームセンターで『よくばりパス』で遊んでみた時のプレイレポートをお届けします。
『よくばりパス』とは
『よくばりパス』とは、全国のイオンの施設内にあるファミリー向けアミューズメント施設「モーリーファンタジー」が提供する、様々なゲーム機を遊びまくれる日本初のおトクなサービスです。
じつはこのサービス、私が知らなかっただけで2017 年4月より全国 99 店舗に導入されていたそうです。
料金体系は「30分500円」「60分1000円」の2つ。
よくばりパス30分
- 景品をとるゲーム 200円分
- 体感ゲーム・のりもの 30分あそび放題(一部利用ができないゲーム機あり)
- メダル 30枚(店舗により異なる)
よくばりパス60分
- 景品をとるゲーム 500円分
- 体感ゲーム・のりもの 60分あそび放題(一部利用ができないゲーム機あり)
- メダル 100枚(店舗により異なる)
『よくばりパス』を利用する際は、利用料金に加え100円のデポジット(お預り金)を支払います。このデポジットはパス返却時に返ってきます。
メダルは30分・60分遊び終わって、パスを返却した際にもらうことができます。まずは制限時間内で、回数制限のあるクレーンゲームとあそび放題のゲームやのりものを遊んで、メダルゲームはその後でゆっくり楽しむことができるのです。
ここまで読んだあなたは、もしかしたらこう思われたかもしれません。
「たしかに1,000円で1時間遊び放題は安いような気がするけれど、家族で人数分買ったらけっこうなお値段じゃない?」
ご安心ください。この『よくばりパス』、1枚のパスを家族やグループで利用できるのです。30分500円・1時間1,000円で家族みんなが楽しめるなんて格安ではないでしょうか。
子どもと一緒に『よくばりパス』で遊んでみた
続いては、子どもと一緒にじっさいに『よくばりパス』で遊んでみた模様をご紹介します。
元々この日は子どもと二人でお昼ごはんを食べたあと、子どもの服や学用品・食品などの買い物をして(できれば自分の散髪もして)2時間程度で帰る予定でした。
そのため、本来なら昼食を終え、子どもの買い物を済ませたあと、いつものように子どもをおもちゃ売り場のレゴコーナーに置いて、サッと買い物を済ませるつもりだったのですが、この日は、以前買い物した際にもらったメダル引換券があるのを思い出して、子どもと二人でゲームセンターに行ってみることにしたのです。
カウンターでメダルを交換してもらう際に、ふと『よくばりパス』のチラシが目に入ります。子どもに教えてみると興味津々で「やってみたい!」といいます。
「60分1,000円くらいなら、買い物している間にたまにはいいかな」
そんな風に思いながら、念のためどんなゲームが遊べるのか店員さんにたずねてみます。すると、1枚のパスで2人プレイ用ゲームもあそび放題というではありませんか。
1,000円で子どもと一緒にマリオカートや太鼓の達人が1時間遊び放題なのです。そこで、買い物を後回しにして、二人で一緒に遊ぶことにしました。
その日は、土曜日の午後ということもあり「モーリーファンタジー」にはたくさんの人がいました。しかし『よくばりパス』を利用して遊んでいる人はそれほど多くないようで、ゲームに行列ができているというようなことはありませんでした。
しかし、「マリオカート」や「太鼓の達人」はやはり人気で、つねに誰かがプレイしている状況。そこで、どんなゲームがあるか見て回りながら、まず1度、とりあえず2人で一緒にできるゲームをプレイしてみることにしました。
ファイヤー ファイター
それがこちら。本物の水を使って消火するゲーム「ファイヤー ファイター」です。
この「ファイヤー ファイター」。プレイした時は「最近のゲーセンにはこんなゲームもあるんだな」くらいにしか思っていませんでしたが、この記事を書くにあたって、ネットを検索してみるとあまり情報がみつかりません。
やっと見つけたこの記事によると
中国に本社を構える中山市日东动漫科技有限公司(nitto-amusument)の『十万火急』が輸入、日本向けにローカライズされたものっぽい。
とのことで、どうやら日本ではそれほど出回っていないようなのです。そういわれると登場するキャラクターのタッチも日本のものとはちょっと違ったような気もします。
本物の水を使って消化する『ファイヤーファイター』というアーケードゲームについてのまとめ【2017.11.26更新】 – 衝動的身辺備忘録
肝心のゲーム内容ですが、水が画面に当たる場所と、ゲーム内の標準がズレていたせいもあってなかなか上手く消火できず、それ程、盛り上がることもありませんでした。
クレーンゲーム
続いて向かったのはクレーンゲームのコーナーです。じつは私、あまりクレーンゲームが好きではありません。なぜなら私は、クレーンゲームはどうしても投資に対するリターンが見合わない気がしてしまうのです。
あなたは「サンクコスト効果」という言葉を聞いたことはありますか。
「サンクコスト効果」
今までかけた投資の時間や費用、精神的な想いに対して、返って来る見込みが明らかに少ないのに、今まで掛けた費用や労力を惜しみ、少しでも元を取ろうと(もしくは投資分だけでも全額回収しようと)する心理状態を表した言葉です。日本語に直すと「埋没費用」。心理学ではコンコルド効果ともいいます。
クレーンゲームはまさにこの「サンクコスト効果」の術中にハマってしまうゲームなのです。あなたも、中々取れないのに気づきながらも、それまでに使ったお金が悔しくて、取れるまで意地になってしまったことはないでしょうか。
という訳で、普段、自分がプレイすることはまずないクレーンゲームですが、回数制限があるとはいえ定額範囲内でプレイできるのであればやらない手はありません。ここは普段からクレーンゲームに興味津々な子どもにチャレンジしてもらうことにします。
そんな子どもが選んだターゲットがこれ。「ポンデライオン」のぬいぐるみです。
結果は残念ながら獲得ならずでしたが、財布がいたまないこともあって「サンクコスト効果」にハマることなくすぐに切り替えることができました。
太鼓の達人・マリオカート
続いては、少し順番待ちをしながら、太鼓の達人を2回、マリオカートを3回プレイしました。
太鼓の達人は昔、Wii版で良くやったことはあるのですが、ゲーセンでプレイしたことはほとんどありません。かつ、リズムゲーはまったくセンスの欠片のない私は、3曲ともさんざんなスコアを記録しました。
マリオカートは、私はWii版で、子どもは友だちの家でWiiU版をプレイしたことがあるようでしたが2人で一緒にやるのははじめてです。1回は選択をミスって別々にプレイしてしまいましたが、あとの2回は1勝1敗という結果となりました。
トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス
他にはどんなゲームがプレイできるかなと探していると、店の隅っこのほうに黄色い大きな筐体があります。セガのアーケード用ガンシューティングゲーム「トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス」です。
トランスフォーマー [TRANSFORMERS HUMAN ALLIANCE] -セガ-
先程の「ファイヤー ファイター」と同じく二人で一緒にプレイできるゲームなのですが、雰囲気はまったく異なります。
このゲーム、二人でプレイするとそれなりにステージを進められるのですが、それでも私たちの腕前ではコンティニューしなければ最終ステージまではまず行きつけません。
しかし、この日の私たちには『よくばりパス』があります。しかも、この店の端っこにある筐体はその日、誰にも見向きもされず店の端っこに佇んでいました。
『よくばりパス』を使用する際は、後ろに次の人が来た場合は交代しなければならないのでコンティニューすることはできません。しかし、この日、このトランスフォーマーは私たちの貸切状態でした。
そこで、1人がゲームオーバーになるとすぐに『よくばりパス』でクレジットを追加※し、コンティニューし続けました。お金を気にせずにゲーセンのゲームをコンティニューし放題なんて夢のようです。
※『よくばりパス』連続でクレジットを追加することはできませんが、1分程度の時間をおけば前のゲームがプレイ中でもクレジットを追加することができるようです。
この日は6回ほどコンティニューした辺りで、制限時間の60分が経過してしまったため、けっきょくクリアするまでには至りませんでした。
メダルゲーム
次は2人でメダルゲームをプレイします。貰ったメダルは100枚。子どもはメダルゲームははじめてです。
射的・シャチホコ落とし
はじめにプレイしたのは「射的・シャチホコ落とし」。画面の中をループでスクロールしていく景品を撃ち落としたらメダルが貰えるゲームです。
弾はメダル1枚で1発ですが、メダルを10枚ベットすると銀の弾、20枚ベットすると金の弾という威力のある弾を撃つことができます。むしろ、それを撃たないとなかなか撃ち落とすことができません。
このゲームは、景品を撃ち落としてメダルを入手してもそのまま画面上にメダルがベットされます。そのため、あまりメダルが出ている気分を味わえないため、しばらくプレイしたあと別のメダルゲームに移動することにします。
ガチャマンボJr
続いてプレイしたのは「ガチャマンボJr」。これは昔からよくあるコインを落とすゲームのようですが、中央の「GO」のところにメダルが入るとルーレットが回ります。
そしてルーレットの出た目に応じて、すごろくのようにコマを進め「BIG BONUS」というところまでたどり着くことができると大量のメダルが落ちてくる、という仕組みのようです。
そして今回、なんとこの「BIG BONUS」を当てることができたのです。
プレイするうちに突然、怪しく光りはじめるゲーム筐体。はじめは何が起きたのか、どうすれば良いのかよくわからず、ゲームのルールを読み返すことに。
どうやら「BIG BONUS」に当たったようで、抽選により最大2,500枚のメダルが落ちてくるたしいことが判明。そして今回は1378枚のメダルが落ちてくることになりました。
「1378枚のメダルが落ちてくる」といっても、そのまま1378枚が手に入るわけではありません。しかし大量に降ってきたメダルは積み重なり、どんどんメダルを押し出して落としていきます。
正確に数えた訳ではありませんが、はじめ100枚だったメダルはこの時、たぶん10倍以上になったと思います。はじめてメダルゲームをやった子どもは大歓喜です。そういう私自身もメダルゲームはそれ程プレイしたことはありませんし、でこんな大当たりはもちろんはじめてです。
最終的にはすべてのメダルを使い切ってしまいましたが、メダルゲームだけでも1時間くらい楽しむことができました。1,000円の『よくばりパス』でじつに2時間も遊ぶことができたことになります。
【検証】『よくばりパス』でどれくらい遊ぶことができたのか
最後に、今回、私たちが『よくばりパス』でいくら分くらい遊ぶことができたか検証してみます。
ちなみに『よくばりパス』のチラシやHPには「よくばりパス60分で約3,000円分遊びまくれる!!」と書いてありました。
これでも十分、元が取れる金額です。はたして私たちは今回、どれくらい遊ぶことができたのでしょう。
今回のプレイ内容
- ファイヤー ファイター(2人プレイ)1回 200円
- 太鼓の達人(2人プレイ)2回 400円
- マリオカート(2人プレイ)3回 600円
- トランスフォーマー・ヒューマンアライアンス(2人プレイ)7回 1,400円
- クレーンゲーム 5回 500円
- メダル100枚 約666円 ※15枚100円換算
合計 3,766円
週末土曜日に、1,000円でこれだけゲームを楽しめれば「超おトク」ではないでしょうか。
まとめ
今回は、イオンのゲームセンター「モーリーファンタジー」が提供している、時間内定額でゲームが遊びまくれちゃうサービス『よくばりパス』をご紹介しました。
イオンの中で展開しているためか「モーリーファンタジー」はどちらかといえばファミリー向けのゲームセンターです。そのため、ガチのゲーマーが満足できる程にはアーケードゲームは充実していないため、よほどやりたいゲームでもなければ『よくばりパス』はそれ程、魅力的ではないかもしれません。
一方、小学生くらいまでの子ども連れであれば、1枚のパスで家族全員で楽しめることもあって、とてもリーズナブルにゲームを楽しめます。とくに小さなお子さんに人気ののりものも遊び放題のため、いつもは「もっとやりたい!」といわれても「がまんしようね!」といっていた子どもたちに好きなだけのりものを遊ばせることもできます。
さすがにうちの子は、もう、のりものでは遊びませんでしたが、それでもいろんなゲームが自由に遊べてとても大満足な様子でした。
結局、この日は、買い物をしたあと夕食もイオンで食べて帰ったため、まるまる半日イオンで過ごしてしまいました。そういう意味では、イオンの戦略にまんまと乗せられてしまったような気がします。
子どもと一緒にイオンのゲームセンターで『よくばりパス』で遊んでみた時のプレイレポートは以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
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