こんにちは。
あなたはふだん、どんなガスコンロで料理していますか。
ふだん何げなく使っているガスコンロのこと。最近、新築したばかりとか、引っ越したばかり、という方でもなければ、もうすっかり使い慣れて、とくに便利さも不便さも感じないのかもしれません。
なので私もとくに故障でもしなければ、ガスコンロを交換しようなんてことは、これまでまず考えることはありませんでした。
ところが、そんなわが家のガスコンロ。先月のはじめ頃、とつぜん右側のコンロが点火しなくなってしまったのです。
しばらくは、そのまま残りの2つのコンロでやり繰りしていたのですが、奥の小さなコンロでは手前のコンロと位置が近すぎて、大きめの鍋とフライパンを一緒に使うようなこともできず、料理の効率が大幅に落ちてしまいました。
この家に住んで11年半。このガスコンロとも10年以上の付き合いです。修理することも考えましたが、ガラストップの天板や五徳周りには掃除してもなかなかきれいにならない個所もあったりしますし、機器内部の劣化もあるかもしれないので、思い切って新しいガスコンロに買い替えることにしました。
今回は、そんなわが家のガスコンロの買い替え・交換の模様と、新しいガスコンロについてご紹介します。
新しいガスコンロに求めること
家の住み心地や、キッチンの使いやすさなどは、実際に住んで使ってみないと中々わからないもの。なので、はじめて購入する際は、けっこう悩むと思います。
私も、マンションを購入する際には、コンロについてもいろいろ悩みました。掃除のしやすさを最優先にIHクッキングヒーターにすることも考えたのですが、慣れ親しんだ炎での調理(と機器の価格)を優先してガスコンロを選びました。
(その後、やはり掃除が大変で「IHにした方が良かったかな?」と思った時期もありました。)
そんな私が、今回、新しいガスコンロを選ぶ際に最もこだわったこと。それは
掃除のしやすさ
確かにこれまでのガスコンロも、天板もガラストップでそれ以前に使っていたガスコンロに比べ格段に掃除しやすいものでした。
それでも最初の頃の手入れが悪かったため、五徳やそのまわりが掃除をしてもきれいにならなくなってしまいました。
またコンロの点火部分が五徳の下側に凹んでいるため、吹きこぼれた際などに掃除をするのが大変でした。
さらにガラストップ天板のフチも、よごれがたまりやすくマメな掃除が必要でした。
今回は、そんなこれまでの経験を活かして、掃除のしやすいガスコンロを選ぶことができたと思います。(どんなガスコンロを選んだのかは後ほどご紹介します。)
ビルトインガスコンロの取り換え
ビルトインガスコンロは、据え置きタイプのテーブルコンロと違って、ガスホースをつないで置くだけ、という訳にはいきません。
またビルトインガスコンロはガス管で接続されており、その取り外しや接続作業を行うには専門的な資格が必要なうえ、工事に必要な道具はガス会社で資格書を提示しなければ購入できないそうです。
残念ながら私は資格も工具も持っていないので、今回はメーカーの方に取り換え作業を行っていただきました。
ちなみにビルトインガスコンロの取り換えは次のような手順で行われていました。
1.ガスの元栓を閉める
2.ガス管の接続部分を外す
作業しやすいように、事前にビルトインコンロの下側を開けておきます。わが家の場合、コンロの下は収納になっていたので、中に入っていた調味料などを全て出しておきました。
3.古いガスコンロの取り外し
ガスコンロを取り外すのはもちろん今回がはじめて。はたして11年半使ってきたガスコンロの下はどんな風になっているのでしょう。
まずは天板を外したところです。上部のグリルの排気口付近や使用頻度の高かった左側のコンロの下側には、かなり汚れがついていました。
続いて本体を外したところです。天板のフチの下側の部分が油汚れで真っ黒です。下には折れた菜箸の先っぽの部分が3本落ちていました。
清掃後です。あの汚れを見ると、この部分をきれいにできただけでも新しいガスコンロにして良かったと思えます。
4.新しいガスコンロの設置
いよいよ新しいガスコンロの設置です。まずはガスコンロの本体を設置します。
これまでのガスコンロは本体上部と天板の大きさが同じでしたが、今回のガスコンロでは本体部分はコンパクトにまとまっている感じです。
これが天板を設置したところです。天板の色は悩んだ末に「プラチナシルバー」を選びました。鏡面仕上げでのぞき込むと顔が映るくらいピカピカです。
5.ガス管の接続
最後にガス管を新しいガスコンロに接続。全てのコンロが無事、点火することを確認できたらビルトインガスコンロの設置は完了です。
新しいガスコンロの進化がすごい
今回、購入したのはノーリツのピアットシリーズのマルチグリル搭載のビルトインコンロです。
「掃除のしやすさ」を第一に選んだこのガスコンロ。今まで使っていたガスコンロに比べかなり進化を遂げていました。
コンロは凹凸の少ないスッキリした形状で、ちょっとした吹きこぼれなら五徳を外してサッと拭き取れそうです。ベベルカットされた天板のフチも以前のように汚れがたまってしまうことは無さそうです。
フロントフェイスもフラットですっきりとしたデザインでこちらも掃除がしやすそう。点火はプッシュボタンになっており、ポチッと押すとボタンが飛び出す仕組み。温度やタイマーを設定できる「操作パネル」もワンプッシュで開きます。
そんな中でも、私が今回このガスコンロを選ぶ決め手になったものがこれです。
べつに網をのせ忘れたのではありません。
このコンロのグリルには洗うのがめんどうな網がないのです。
今までのコンロでは、魚を焼いた後は「魚をのせた網」と「魚から出た油をキャッチしたトレイ」を両方洗わなければいけませんでした。(それが面倒で、フライパンで調理することもありました。)
ところがこのマルチグリルなら、使った後、プレートをサッと洗い流すだけで済むのです。
マルチグリルで時短生活
マルチグリルの魅力は「掃除のしやすさ」だけでなありません。
一番の魅力は「焼く」「ノンフライ調理」「煮る」「蒸す」などさまざまな調理を行うことができることです。
しかもその調理方法はとても簡単!温度センサーの付いたバーナーが温度をしっかりと見張って調理してくれるので、
1.食材をセット
2.調理モード・火加減・時間を選択
とセットするだけで、後は勝手に調理してくれるのです。
たとえば肉じゃがなら「食材をキャセロール」に入れて「煮る・30分」とセットするだけ。
あとは30分待つだけで完成!
子どもの大好きなフライドポテトも「プレートにポテトを並べて」「ノンフライ・(火加減)強・10分」とセットするだけ。
たったこれだけで簡単に調理できます。しかも油を使わないからヘルシーで、しかも掃除もとっても簡単なのです。
他にもカレーやシチューなども焦げ付きを心配せずに作れたり、ピザやパンを焼いたり、もちろん魚だって焼くことができます。
さまざまな料理を食材をセットするだけで簡単につくることができる「マルチグリル」は、時短にもなる上、料理の幅を格段に広げてくれるような気がします。
まとめ
今回は、ガスコンロの買い替え・交換の模様と、新しいガスコンロの魅力について紹介しました。
ビルトインガスコンロは値段もそれなりにするため、壊れることでもなければ取り換えることは無かったと思います。それでも、今回、新しいコンロを使ってみると、その進化には驚くばかりでした。
とくに「マルチグリル」は、これさえあれは「スチームオーブンレンジ」や「ノンフライヤー」を買わなくても良いと思えるような魅力的な新しい調理器具のような気がします。
(しかもビルトインコンロに組み込まれているので、スペースも取らないのも魅力です。)
「スチームオーブンレンジ」や「ノンフライヤー」もけっこうなお値段のするものなので、それならいっそ「マルチグリル」の付いた「ビルトインガスコンロ」に替えてみるのも良いような気がします。
ビルトインガスコンロを購入する際に1つ注意したいのは天板のサイズ。ビルトインコンロには「60cmタイプ」と「75cmタイプ」の2種類があるので、購入する際は事前にコンロの幅を確認しておきましょう。
(天板がフロントパネルと同じものは「60cmタイプ」、天板がフロントパネルより大きなものは「75cmタイプ」である場合が多いと思います。)
あとがき
新しいガスコンロは2018年12月8日に購入し、12月23日に取り換え作業をおこなっていただきました。
年末は取り換え工事が立て込む時期だと聞いていたので、はじめは年明けになりそうでしたが予想以上に早く施工してもらうことができました。
ちなみに12/9は私の誕生日、そして明日12/25はクリスマスです。今年は、ちょっと贅沢な自分への誕生日そしてクリスマスプレゼントが貰えた気分です。
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