突然ですが、あなたは普段自分がどんなことにどれくらいお金を使っているかご存知ですか?
サラリーマンの方であれば、自分が毎月どれくらいの収入があるかは、給与明細に記載されているので把握されていると思います。
ですが、稼いだお金を、毎月、どのような用途で、どのくらい使っているかは、把握できていない方もいるのではないでしょうか?
このような状況では、いざ、お金を貯めなければと思っても、どこから節約すれば良いのかわからず、計画倒れになり挫折してしまいがちです。
お金を貯めるためには、まず、現状把握を行うことが大切!
どこに無駄なお金を使っているのか記録し、発見することができれば、その部分を削るだけで節約することができます。
とはいえ、そのために「家計簿をつけなければ!」と意気込んでも、長く続かず挫折してしまう!という方も多いと思います。
そこで、今回は、ブログの更新さえ滞りがちな私でも続けられる「マネーフォワードを活用した簡単なマネーレコーディングの方法」についてご紹介します。
マネーフォワード(Money Forward)ってどんなサービス?
マネーフォワード(Money Forward)とはいわゆる「家計簿ソフト」のことなのですが、ただの家計簿ではありません。
マネーフォワードは「PCでもアプリでも、無料で簡単に続けることができる自動家計簿」なのです。
その特長は
- 金融機関と連携することで銀行の入出金やカード履歴を自動で取得し自動で家計簿を作成
- 銀行やカードで使ったお金は食費や光熱費などに自動で分類
- レシートをスマホアプリ撮影するだけで、項目や店舗が家計簿へ反映される
- クラウドサービスのため、状況に応じてPC・スマホ・タブレットのどれでも使用できる
- 一部制限はあるが、無料で使うことができる
という、ズボラな私にぴったりの自動家計簿サービスです。
無料で使う際の制限も
- 金融機関と連携できる数が10件まで
- データ閲覧可能期間が1年間まで
- レポート作成機能・CSVダウンロード機能が使えない
- 広告が表示される
くらいで、基本的な機能は十分に使うことが可能です。
もし、あなたが普段、現金を使わず全てクレジットカードや電子マネーだけで支払いを行っているのであれば、マネーフォワードと連携しておけば、マネーフォワードが自動的に家計簿を作成してくれます。
さらに、現金を使ってもレシートをパシャと撮影するだけで、自動で家計簿に反映してくれるのです。
これなら、家計簿を挫折したことがある人も、続けられそうではないでしょうか?
マネーフォワードで自動家計簿をはじめよう!
ここからは、マネーフォワードで自動家計簿をはじめる方法を紹介します。
(1)マネーフォワードのアカウントを取得
マネーフォワードを利用するためには、まず、マネーフォワードのホームページでアカウントを取得する必要があります。
マネーフォワードのアカウントは、FacebookやGoogle、Yahoo!のアカウントと連携して同じアカウントでログインすることもできます。
ですが私は、万が一ハッキングされてしまった際の危険性を考え、SNSとの連携はしていません。(もしFacebookやGoogleアカウントの個人情報と、マネーフォワードの資産状況が一緒にバレてしまったらと考えると、どうしても躊躇してしまいます)
(2)連携する金融機関の登録
アカウントを取得したらマネーフォワードにログインし、連携する金融機関の登録を行います。
連携できる金融機関は「銀行」「クレジットカード」をはじめnanacoなどの「電子マネー」や「証券会社」「投資信託」「FX」などの投資資産、「携帯電話」「通販」など実に多彩!
最近ではビットコインや不動産(マンション)を資産として登録することもできるようです。
マネーフォワードと金融機関と連携させるには、金融機関のオンライン口座が必要になります。
インターネットバンキングなどを利用していない方は、この機会に使ってみるのはいかがでしょう?
マネーフォワードでマネーレコーディング!
続いて、マネーフォワードで自動家計簿がどのように作成され何が確認できるのかを、わが家の先月(2017年5月)の家計簿を振り返りながらご紹介します。
月次収支
登録した金融機関のデータや入力したレシートのデータから、月々の収入、支出が自動的に計算され表示されます。
収入・支出詳細
自動取得した金融機関の情報をもとに、システムが自動で項目を分類してくれます。間違っている場合は、手動で変更可能です。
支出
月々の支出内訳を確認できます。項目別の金額・割合を表とグラフで確認することができます。
ここで、どの項目で支出が多いのか、どの項目を削減できそうかを確認することができます。
月次推移
月々の収入、支出の推移をグラフと表で確認できます。
携帯電話分析
携帯電話料金の推移や、金額の内訳を確認することができます。
資産構成
連携した銀行や証券会社の資産総額や、各資産の内訳を確認することができます。
株式や投信、FXのポジション状況まで一覧で確認することができます。
資産推移
連携した銀行や証券会社の資産総額の推移をグラフと表で確認することができます。
他にも、1ヵ月の目標予算を設定し、予算に対する実際の収支の状況を確認することなどもできます。
このようにマネーフォワードでは、設定さえすれば詳細な収支の記録を自動で行うことができます。
後は、そのまま2~3か月くらい記録を取るだけでも、自分のお金の使い方の傾向が見えてくると思います。
2017年5月の振り返りと現状把握(わが家のマネーレコーディング)
それでは最後に、わが家の2017年5月の収支を振り返りながら、今後の資産計画について考えてみます。
月次収支
5月の収支は前月に続いて赤字ですが、これは年払いの保険料68,657円を一括で支払っているためです。仮に月払いだったとすると月額5,722円のため約46,000円ほど黒字になるため、十分節制されていると考えます。
年払いでの大きな支払いは3月の「機構団信」、4月の「固定資産税・都市計画税」と5月の「生命保険」が済み、後は来年、子どもの「チャレンジタッチ」を継続する際に、受講料の一括払いがあるくらいですので、これからしばらくは毎月、黒字になる予定です。
今後の資産計画
続いて、今後の資産計画について「稼ぐ」「使う」「貯める」「殖やす」の4つの観点から考えてみます。
「稼ぐ」
大幅な上昇は期待できないものの安定して得られる給与収入を軸に、副収入をどのように増やしていけるかがポイントです。
ブログについては、更新が滞ってしまった今月は収入が伸びませんが、それでも今月末には初めて支払い基準額に到達する可能性があります。
こちらはあまり焦らずに、これからも無理せずコツコツ続けていければと考えます。
「使う」「貯める」
「使う」金額については、継続して節制ができていると考えます。このペースを維持し、毎月、安定的に「貯める」ことができるように継続することを目標とします。
「殖やす」
投資については現状の資産では、大きな予算を割くのは難しい状況です。
それでも、この5月からは海外積立投資(オフショア投資)への出資がスタートしました。クレジット支払いのため、来月から引き落としがはじまります。
当面は、この支払が続けられるように支出を引き締めながら、次の投資に出資できるだけの資産を「貯める」ことが目標になります。
まとめ
マネーレコーディングは、あなたを見直す大きなきっかけになると思います。
お金の使い方がわかれば、あなたがどんな事に興味を持ち、どんなことを大切にしているかがわかると思います。
例えば・・・
知識を高めるために使っているお金が多い人。
健康やプロポーションを維持するための出資が多い人。
ファッションやアクセサリーにお金をたくさんかけている人。
収入の多くを趣味に注ぎ込んでいる人もいるでしょう。
お金の使い方を見極めていけば、あなたが何を望んで大切にしているかがわかると思います。
振り返って、もしそれが、自分の望まないお金の使い方であれば、それを見直すことは、あなたの人生を見直すことにもつながると思います。
私も、お金をしっかりと見直して、これからの人生をより有意義に過ごせるように努めていきたいと思います。
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