こんにちは。
あなたは自分の時給がいくらかご存知ですか?
アルバイトの方であれば、自分の時給がいくらかはすぐにわかると思います。
しかし、社会人の方は、月給や年収はわかっても、時給換算したらいくらなのかは、あまり知らないのではないでしょうか?
今回は、社会人・サラリーマンの方が自分の時給を知ることの意義について考えてみたいと思います。
サラリーマンの時給の計算方法
まず、はじめにサラリーマンの時給(=時間単価)を計算する方法について、2016年6月に東洋経済ONLINEで、次の計算式が紹介されていました。
時間単価=毎月支払われる賃金÷月平均所定労働時間
ここでいう「毎月支払われる賃金」は、基本給に役付手当など毎月もらえる金額も含めてのものです。
逆に「毎月支払われる賃金」に含まれない金額は法令で決まっている次の7つとのことです。
①家族手当
②別居手当
③住宅手当
④通勤手当
⑤子女教育手当
⑥1カ月を超えるごとに支払われる賃金
⑦臨時に支払われる賃金
この7つは”名称ではなく実体で判断される”とのこと。
例えば、独身なのに「家族手当」が支給されている場合は、その金額は
「毎月支払われる賃金」から除外せずに計算する
とのこと。
要は、毎月支給される金額の中から用途が定められている手当の金額を除外して計算するということのようです。
次に「月平均所定労働時間」については、「就業規則(給与規程)」で確認できるようです。(私の場合は、毎月の給与明細にその月の労働時間が明記されていました。)
就業規則に具体的な数字が記載されていない場合は、以下の計算式で計算できるようです。
「365日-所定休日×所定労働時間÷12」
なお、時間単価については時間外労働や休日出勤・深夜労働などで時間単価が上がる場合は、それらを考慮して計算するようです。
自分の時給、思ったより高い?それとも安い?
では、早速計算してみたいと思います。
先日、私にこの話を教えてくれた方の話では
「みんな結構な時給をもらっているはずです」
とのことでしたが、それは年収が平均かそれ以上の方の話で、私の場合は、そんなはずは絶対ないのはわかっていました。
それを何となく理解した上で”それでも試しに”と実際に計算してみた時給は驚きの安さでした。_| ̄|○
先日「お金は信用を数値化しただけのもの」という記事を書いたこともあり、低い時給は、自分の信用度の低さを、否定できない明確な数値で表すようなことだと思うと、お伝えするのもはばかられるので、あいまいにお伝えすると
ピザ屋のアルバイト(ただし遅番ではない)
くらいの時給でした。_| ̄|○
私の会社は、奇数週の土曜日半日出勤。
加えて、定時17:30で18時から20時までの残業代は基本支給額に含まれている、という規定なため週休二日制の会社に比べ「月平均所定労働時間」が長いのも時給を下げている要因です。
かつ私が20時を超えるような残業はほぼめったにしない(可能であれば極力定時帰社)を貫いているので、残業手当てによる賃金の加算もありません。
結果として、時給から見ると
サラリーマンの私の信用は、コンビニの夜勤シフトのアルバイトさんに完敗
だということが分かりました( ;∀;)
サラリーマンの方が自分の時給を知ることの意義
では、サラリーマンが 自分の時給を知ることには、どのような価値があるのでしょう。
私は、自分の時給を知ることで、
お金や時間について自分の基準で判断できるようになる
ことが一番のメリットだと思います。
例えばモノの値段について。
「2,000円のランチ」
と聞いて、みなさんはどう感じるでしょうか。
「ちょっと贅沢」
「安い」
「それならワンコインランチ4回行く」
など、その感じ方は人それぞれだと思います。それは、同じ値段のものでも、必ずしも等価とは限らないからです。
時給が10,000円の方からすれば「2,000円のランチ」は仕事12分です。
しかし時給1,000円の方なら、2時間分の稼ぎです。
値段は同じ2,000円。でもかたや12分の仕事、かたや2時間の仕事。
時給によって、ぜんぜんモノの価値が違うわけです。
ただ、ランチくらいのことなら、たとえ時給を知らなくても、誰でも自分の給与からおよそ高い安いの目安があると思います。
しかし、自分の時給を把握することで、その価値をより明確に判断できるようになるのです。
何かを購入する際に、例えば
「これに5時間働くだけの価値はあるだろうか」
と問いかけるだけで、お金を使う、ということにより真剣に向き合うことができるようになります。
時間についても同じです。
1,000円安いモノを買うために、
2時間かけて買いに行くのか、それとも1,000円高くても近所の店で買うのか
のような具体的な金額に関係する判断はもちろん、お金が動かないような時間の使い方においても、時給を意識することで”時間の価値を金額基準で判断”できるようになると思います。
つまり、自分の時給を基準に判断することを意識することは、
「お金」と「時間」を有効に活用することにつながる
という、大きな意義のあることだと思います。(己の価値を改めて知る目安にもなると思います)
みなさんも、ぜひ、ご自分の時給を計算してみてはいかがでしょう。
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