2017年仮想通貨バブル元年!?
2010年2月にビットコイン両替ができる最初の取引所が誕生し、同年5月に現実社会ではじめてビットコインでの決済が行われて以降、急速に普及してきたビットコイン。
それに合わせ、ビットコインを取り扱う取引所も多数誕生しました。
その一方、2014年には、当時、世界最大のビットコイン取引所(本社:日本)だったマウントゴックスが約470億円相当ものビットコインを「盗まれた」と宣言し、破綻するという事件もあり、一般的には
「ビットコイン=なんだか怪しい」
というイメージだったような気がします。
しかし昨今では
「価格が高騰している」
「億万長者が続々と誕生している」
「主婦なども投機目的で購入」
などの話も耳にするようになるなど、多くの方がビットコインに興味を持つようになってきています。
その世相を反映するように、2017年7月31日のNHK「クローズアップ現代」では『“仮想通貨バブル” 未来のお金の行方は?』と題して、仮想通貨の特集を放映。
億単位で金を稼ぐ“億り人(おくりびと)”が多数誕生している一方で、詐欺などのトラブルも増えているという内容に、改めて仮想通貨に興味を持った方もいると思います。
法制面でも、2017年4月に、仮想通貨に関する改正を盛り込んだ資金決済に関する法律(改正資金決済法)が施工され、さらにそれを受け、ビックカメラが、ビットコインによる決済サービスを4月7日より一部店舗で試験導入すると発表(7月には全店対応)するなど、2017年に入ってビットコインをはじめとした仮想通貨の普及・サービスの拡大が急速に進んでいます。
2017年8月にはビットコインとビットコインキャッシュとの分裂騒動(ハードフォーク)もありましたが、その後も価格が急騰するビットコイン。
このまま一般利用が広まれば、後世の人々から「2017年は仮想通貨バブル元年」だったといわれるようになるような気がします。
仮想通貨の口座を開設しよう
ということで、私も今更ながらビットコイン取引所の口座を開設してみることにしました。
とはいえ、雨後の筍のように数多あるビットコイン取引所。開設する際にどの取引所を選べば良いのか悩みました。
そこで、今回は、私が口座開設した仮想通貨取引所と選んだ理由をご紹介します。
口座開設に当たって私が最も考慮したのは「信頼性」「安全性」です。
海外銀行口座などもそうですが、特にまだまだ法制度が完備されたとはいえない仮想通貨では、様々なリスクやトラブルに対する備えをしていることがなにより重要だと考えます。
そういう観点から、口座開設に当たっては以下の点を気にかけて仮想通貨取引所事業者を選定するようにしました。
- セキュリティ面への対策
- もしもの場合への備え
- 仮想通貨業界団体への加盟
これから口座開設をお考えの方のご参考になればと思います。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコイン取引量日本一を謳う国内大手仮想通貨取引所です。
bitFlyerではビットコインの売買や送金・受入の他に、レバレッジを利かせたビットコインFX取引やビットコイン先物取引を行うことができます。
取扱仮想通貨は、
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
の5種類で、すべて円やクレジットカードで購入可能です。(2018年8月現在)
またbitFlyer経由で商品を買ったり会員登録するとビットコインがもらえる独自のサービスもあります。
さらにbitFlyerでは三井住友海上火災保険と連携し、二段階認証を設定済みの顧客が不正ログイン被害を受けた場合に最大500万円までの損失補償を行っています。
bitFlyer代表取締役の加納氏はゴールドマン・サックス証券にてエンジニアとして自社決済システムの開発を行っていたという経歴を持ち、一般社団法人 日本ブロックチェーン協会(JBA)の代表理事も務めています。
bitFlyerは上記の損失補償の取り組みなど、国内最大手ならではの安心感があると考え、口座開設を決めました。
coincheck(コインチェック)
coincheck(コインチェック)はビットコイン取引高日本一を謳う国内大手仮想通貨取引所です。
coincheckの魅力は取り扱う仮想通貨の種類の多さ。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ダッシュ(DASH)
- ライトコイン(LTC)
- モネロ(XMR)
- ネム(XEM)
- イーサクラシック(ETC)
- オーガー(REP)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- ゼットキャッシュ(Zcash, ZEC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
の13種類で、すべて円やクレジットカードで購入可能です。(2018年8月現在)
他にも、仮想通貨を一定期間預けることで最大年率5%で仮想通貨が増える「貸仮想通貨サービス」や、支払った電気代の一部をビットコインで還元してしてもらる「coincheckでんき」などのcoincheckならではのサービスもあります。
また、セキュリティ面でも、coincheckでは、資産の97%以上をインターネットに接続しない環境(コールドウォレット)で保管しているとのことです。
さらにcoincheckでは東京海上日動と連携し、二段階認証を設定済みの顧客が不正ログイン被害を受けた場合に最大100万円まで損失を補償する「なりすまし」補償を行っています。
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会(JBA)、日本仮想通貨事業者協会の2つの業界団体にも加盟しており、セキュリティ面や「なりすまし」補償などの取り組みも行っていることからcoincheckも口座開設してみることにしました。
Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)はブロックチェーン技術開発でも有名なテックビューロ株式会社が運営する国内大手仮想通貨取引所です。
Zaifの一番の特長は「取引手数料マイナス0.01%」。
Zaifでは、取引所でビットコインやモナコインを取引すると手数料をもらうことができるのです。
他にも、条件を満たすとログイン時に前日のビットコイン残高の0.01%を利殖ボーナスとして受け取ることができるサービスや、定期預金のように毎月一定の積立金額でビットコインを買い付け積み立てていく「コイン積立」など、他の取引所にはない独自のサービスもあります。
Zaifの取扱仮想通貨は、
- ビットコイン(BTC)
- モナコイン(MONA)
- ネム(XEM)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
の4種類。ビットコイン、モナコインはクレジットカードでも購入可能です。
それ以外にも他の取引所では扱っていないトークンも扱っているのが特徴的です。(2018年8月現在)
また、セキュリティ面でも公式ホームページに
取引所システムを複数層に渡って外部から遮断し、内部への侵入が実質的に不可能なシステムセキュリティ環境を構築しております。よって、データベースなどには、外部から一切アクセスが不可能となっております。
と記載されており、技術開発会社らしい対策が施されている気がします。
ブロックチェーン推進協会(BCCC)、日本仮想通貨事業者協会の2つの業界団体にも加盟しており、他の取引所では扱っていない仮想通通貨や、独自サービスに魅力を感じZaifの口座も開設することにしました。
まとめ
現在、仮想通貨の取引所は国内・海外を含めとてもたくさんあるため、どの取引所で始めるかは悩みどころだと思います。
また、仮想通貨取引所によって取り扱う仮想通貨や販売所での提示価格、システムの使い勝手も異なるため、どの取引所が自分の利用目的に合っているのかは、実際に利用してみないと分からなかったりします。
ただ、仮想通貨は他の取引所に送金するのも難しくないので、とりあえず2~3社口座を開設して使い勝手を比較してみるのが良いと思います。
最後に
この記事はビットコインへの投資等を推奨するものではありません。ビットコインをはじめとした仮想通貨はまだまだ法制度が完備されたとは言えませんし、まだまだ様々なリスクや詐欺も多いと思います。
また仮想通貨は価格の変動も大きく「投資」というよりは「投機」的な面が大きいと思います。
ですから、仮想通貨をはじめる際は、リスクをよく理解してご自身の判断で納得して売買するようにしましょう。
仮想通貨の口座開設については以上です。
コメント