複数の外貨・仮想通貨を扱えるe-wallet「Revollet(レボレット)」を使ってみた

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以前、

【海外銀行口座のデメリット】海外銀行口座開設について真剣に考えてみた(3)

の記事をまとめた際に、私はこんなことを書きました。

とはいえ、少額でもいいので外貨を持つ手段は持っておきたいと思います。そのために手段として「e-wallet (イーウォレット)」の口座を開設しようと考えています。

また、先日は

e-wallet (イーウォレット)は海外銀行口座の代わりになり得るだろうか?

という記事で、こんなことを書いています。

海外銀行口座に比べe-walletは容易に開設できるため、仮想通貨のような感覚で気軽に外貨に触れてみるのはいかがでしょう?

こんなことを書きながら”外貨を扱えるe-wallet”については、まだご紹介していませんでした。

そこで今回は、海外銀行のマルチカレンシー口座のように複数の外貨・仮想通貨を扱えるe-wallet「Revollet(レボレット)」についてご紹介します。

「Revollet(レボレット)」とは?

Revollet(レボレット)とは、米ドルや円などの現実通貨と仮想通貨を1つのwalletでの保有・両替することができるe-wallet(電子財布)です。

https://revollet.io?token=cP88Fbb2

国際ルールであるKYC(個人情報提出)をすることで、6種類の現実通貨と3種類の仮想通貨(計9種類)を、海外銀行のマルチカレンシー口座のように保有することができます。

運営するのは海外の事業者です。

そのため、もしかしたら”なんとなく不安”と思われる方もいるかもしれません。

そのRevolletですが、2016年7月に開催された、国内最大級のブロックチェーン技術に関してのイベント『Smart Contract Comference』(東洋経済新報者主催)のシルバースポンサーとして名を連ねており、実際にイベントに出展もしていたようです。

Smart Contract Conference | 東洋経済オンライン
世界中のブロックチェーン、スマートコントラクトのエキスパートが集結し、最新の情報を発信します。新しいビジネスの創出と日本のブロックチェーン業界の発展を図ります。

また、2017年2月に日本IFP協会が開催したIFP会員研修「フィンテック・Revollet研修」でも取り上げられており“日本IFP協会のお墨付き”のe-walletのようです。

(実は、私も日本IFP協会加盟のFPの方にご紹介いただいてRevolletを知りました)

口座開設の際に国際ルールであるKYC Paperの申請を行う必要があることなども踏まえ、信用のできるe-walletではないかと思います。

Revolletでできること

続いてRevolletでどんなことができるのかをご紹介します。

(1)複数通貨の保有

先程ご紹介したようにRevolletでは、6種類の現実通貨と3種類の仮想通貨(計9種類)を、海外銀行のマルチカレンシー口座のように保有することができます。(マルチカレンシーとは「複数の通貨」という意味です)

保有できる通貨は次の通りです。

[Revolletで保有できる9通貨]

〈現実通貨6通貨〉

  • USD(米ドル)
  • JPY(日本円)
  • HKD(香港ドル)
  • SGD(シンガポールドル)
  • PHP(フィリピンペソ)
  • GBP(イギリスポンド)

〈仮想通貨3通貨〉

  • BTC(ビットコイン)
  • ETH(イーサリアム)
  • XRP(リップル)

(2)両替

Revolletでは、海外銀行のマルチカレンシー口座のようにe-wallet内で通貨を両替することができます。

両替はUSDとJPYなどの現実通貨同士だけでなく、USDとBTCなどの現実通貨と仮想通貨や、BTCとETHなどの仮想通貨同士でも行う事ができます。

JPYと仮想通貨、BTCと他の仮想通貨のように、取引できる通貨ペアが限られていることが多い国内の仮想通貨取引所と比べると、Revolletの両替はとても利便性が高いと思います。

(3)送金・振替

Revolletではインターネットバンキングのように自分の口座から「送金」「振替」を行うこともできます。

ここでいう「送金」とは自分のRevollet口座から、他人の銀行口座などへお金を送ること、「振替」とは自分のRevollet口座から、自分の銀行口座などへお金を送ることです。

「送金」には以下の5つの方法があります。

他行送金(手数料:$ 50/通貨:JPY/USD)

Revollet口座から他の銀行などへお金を送金します。

Rev Trading(手数料:Free/通貨:USD/JPY/BTC)

Revollet口座から他のRevollet口座へお金を送金します。

Bitcoin(手数料:0.1%/通貨:BTC)

Revollet口座から他のe-walletへビットコインを送金します。

Ripple(手数料:0.1%/通貨:XRP)

Revollet口座から他のe-walletへリップルを送金します。

Ethereum(手数料:0.1%/通貨:ETH)

Revollet口座から他のe-walletへイーサリアムを送金します。

豊富な送金方法もマルチカレンシー口座のRevolletならではの強みだと思います。

(4)プリペイドカード(※オプション)

Revolletでは、オプションでVISAが付帯した「プリペイドカード」を発行することができます。

このプリペイドカードは、Revollet口座にあるお金をチャージすることで、VISAが使える全世界のお店でのショッピングや、郵便局やセブンイレブンのATMから現金を引き出すことができるようになります。

※カード発行にはRevollet口座開設の際のKYCとは別の審査があります。
※カード発行には手数料が掛かります。(カード発行手数料+送料:$40)

なお、私の場合「お金を使う」ことはRevolletを利用する主目的ではないためカードは発行していません。

プリペイドカードの利用が欧州居住者のみに(※2017年9月13日追記)

VISAヨーロッパから発行されているプリペイドカードの利用が欧州居住者のみに限定されることを受け、2017年10月16日以降、Revolletのプリペイドカードも欧州居住者以外利用停止されることなるそうです。(近年、厳しくなるマネーロンダリング対策の一環としての措置のようです。)

(5)Rev Trading(FX)(※オプション)

Revolletでは、口座開設の際に、合わせてトレーディング口座を開設することも可能です。

なお、私はトレーディング口座は開設していません。私の場合、Revolletはあくまでマルチカレンシー対応のe-walletとしてお金の中継先としての利用を考えています。

Revollet口座への入金

Revollet口座へお金を入金するには以下の4つの方法があります。

(1)収納代行業者を利用する

(手数料: 0.1% / 収納代行手数料: 3,000円 / 通貨:JPY)

収納代行業者の指定する三井住友銀行の口座にお金を振り込んで入金する方法です。入金金額に応じた手数料に加え、収納代行手数料が掛かります。

(2)Revollet運営事業者の銀行口座へ入金する

(手数料: 0.1% / 通貨: JPY/USD)

Revollet運営事業者の指定する銀行口座へお金を振り込んで入金する方法です。円か米ドルで振り込むことができます。

ただしRevolletは海外の事業者のため日本から振り込む場合は海外送金となるため注意が必要です。

(3)クレジットカードを利用する

(手数料: 8% / 通貨: JPY/USD/HKD/SGD/PHP/GBP /対応カード: VISA / MASTER CARD)

クレジットカードで自分のRevolletの口座に直接入金する方法です。入金口座で選択した口座の通貨を入金することができます。

けっこう手数料は掛かりますが、クレジットカードがあればこの方法が一番簡単に入金できるような気がします。

(4)仮想通貨で入金する

(手数料: Free / 通貨:BTC/XRP/ETH)

他の仮想通貨のe-walletから自分のRevolletの口座に仮想通貨を直接入金する方法です。

Revollet以外のe-walletで仮想通貨を保有している場合は、この方法が最も安く入金できると思います。

まとめ

今回は、複数の外貨・仮想通貨を扱えるe-wallet「Revollet」についてご紹介してみました。

Revolletの口座は海外銀行口座に比べ容易に開設できる上に、海外銀行のマルチカレンシー口座のように複数の通貨をe-walletで取り扱う事ができるので、気軽に外貨に触れてみるために利用してみるのはいかがでしょう?

口座開設費用や維持手数料も掛からないので、多くの資産を持たない方でも気軽に口座を開くことができると思います。

海外の事業者ですが取引画面は日本語に対応しています。

また「送金」「両替」などの操作方法ごとにマニュアル動画も準備されているため、操作で悩むことはまずないと思います。

(むしろ、操作方法でいえば、国内の仮想通貨取引所のe-walletよりもRevolletの方が洗練されて使いやすいように感じました。)

さらに、今後は海外投信案件を扱う事業者によっては、Revolletの利用ができるようになる可能性があるという話もあるようです。

もしそうなれば、海外銀行口座のようにRevolletを「海外投資の際の外貨の保有先」として活用することができるようになるため、海外銀行口座を持たない方でも海外投資が行いやすくなるような気がします。

「Revollet(レボレット)」については以上です。

https://revollet.io?token=cP88Fbb2

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