あなたは子どもがもらった「お年玉」どうしていますか?
子どもにとって結構な金額がまとまって手に入るお年玉。親としても「子どもに全部、渡してもいいのか」悩ましいのではないでしょうか?
私が子どもの頃は「子どもには大金だから」ということで親が管理していました。
子どもの私はずっと「こんなにたくさんもらっているのだから、きっとものすごい大金が貯まっているに違いない!」と考えていたのですが、実際に大きくなって親から返してもらった金額は思った程ではありませんでした。
子どもの頃は300円だって大金だった私です。実際の金額も良くわからずに「大金を預けている!」という思い込みだけが何年も膨れ上がった結果、実際との差に大いにがっかりしたものです。
そんな私も子どもを持つ親となり、子どものお年玉をどうすべきか思い悩むようになりました。
今回は、子どものお年玉の管理について考えてみます。
今どきの子どものお年玉事情
ところで最近の子ども達は、いったいいくら位お年玉を貰っているのでしょう?
株式会社イーライフが運営するコミュニティサイト「LA VIDA」が2016年12月に実施した調査によると、小学生のお年玉の相場は
小学校低学年:1千~3千円未満
小学校高学年:3千~5千円未満
のようでした。
また、株式会社マイナビが運営する「マイナビニュース」が2017年12月に実施したアンケート調査でも
「2,000円以上~3,000円未満」は、小学生の子供にあげる際の金額として選択した人が多かった。
とのことです。
仮に、お年玉を5人からもらったとしても1万5千円くらいになりそうです。
私が小学生の頃は、お札ではなくずっしり重い硬貨が入っていましたので、少なくとも当時の私よりは最近の子どもの方がたくさんもらっているような気がします。
わが家の子どものお年玉事情
続いて、わが家の子どものお年玉事情です。
わが家では、これまでお年玉は親が預かって、子ども名義の通帳に貯金するようにしようとしていました。
しかし、毎年、きちんと貯金していたわけでなく、預かったポチ袋ごと引き出しに突っ込んでいる年も多く、これまで2回しか貯金していませんでした。
1回目の貯金は平成22年11月。子どもは平成19年11月生まれなので、0~2歳までにもらったお年玉をまとめて貯金したのだと思います。
その金額は26,000円
相場以上の金額のような気がします。
2回目の貯金は平成26年1月。3~6歳までの4年間にもらったお年玉を貯金したものです。
その金額は44,000円
1年あたり1.1万円。年齢を考えると結構な額ではないでしょうか。
この時点ですでに合計7万円になっています。
実は、私も今年、通帳を見るまでいくら貯金しているのか、まったく覚えていませんでした。
6歳といえば小学校入学前です。うちのお子様、けっこうお金持ちでした。
子どもにいくら貯金してあるか教えてみました
とはいえ子どものことです。
子どもの頃の私のように「ものすごい大金をもらっている!」と思い込んでいる可能性もあります。
うちの子どもも、もう小学4年生。ここらで一度、どれだけの金額か見せてみることにしました。
「〇〇ちゃん、今までのお年玉、どれくらい貯まっていると思う?」
「そうだな~。30万円くらい!?」
うん、一度、見せておいて正解でした。
危うく将来、ネコババを疑われるところでした。
それでも、すこし期待しすぎの子どもはうれしそうです。
そんな子どもにさらなるサプライズ告白!
実は、まだ貯金していないお年玉があるんです。
ジバニャンやら悟空やらリラックマやら小判やら、様々なポチ袋の数々!(今年もらった分も入っています)
「これだけあれば10万円くらいあるんじゃない!?」
と目が輝く子どもに
「1つ3,000円だとして、さすがにそんなにはなんじゃないかな~」
といいながら二人で平成27年~平成30年までの4年分のあけていきます。
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思ったよりありました。
さすがに10万円はありませんでしたが、その金額は67,000円
合計も137,000円になりました。
これならNintendo Switchも子どもに買ってもらえば良かったのかもしれません。
子どものお年玉の管理どうしよう?
さて、小学4年生の子どもにとって思わぬ大金になったこれまでために貯めたお年玉。
あなたならどうしますか?
いろいろ考えた結果、私はすべて子どもに預けて任せることにしました。
理由はいくつかありますが、1つは
「この金額は、今の子どもにとっては大金かもしれないけれど、大きくなった子どもにはそうでもないかもしれない」
と思ったからです。
これくらいの金額なら、高校生や大学生でアルバイトしたり、社会人になればすぐに稼げるはずです。その頃になって渡しても、きっと今ほど喜びもありがたみもなさそうです。
それに貯金しておいても「円安やインフレ」で価値が下がってしまう可能性もあります。
かといって私が投資して増やせる確信もありません。
あとは「子どもがどのように使うのか興味がある」というのもあります。
この金額は子どもにとっては大金です。それをもし無駄遣いしてしまったらきっと後悔すると思います。
でも、それでいいような気もするのです。
全部使ってしまったとしても、社会人ならすぐに稼げる金額です。むしろ子どものうちに失敗を経験しておけば、大人になった時にもっと大きな失敗をしなくて済むかもしれません。
致命傷を負う前に、小さな失敗で学ぶこともあると思います。
でも、うちの賢い王子様はそんな無駄遣いなんてしないかもしれません。
息子がどんな使い方をするのか、お小遣い帳を見るのが今から楽しみです。
つぎは、子どもの教育資金どうしよう?
ところで、お年玉の管理を子どもに委ねた今、親としても子どものお年玉に頼らなくても良いように「子どもの教育資金」を準備していきたいものです。
とはいえ、いまや子ども1人あたり1000万円以上ともいわれる教育資金を、ちゃんと用意してあげることができるのか、親として不安はつきません。
まずは、いったいどれくらいの教育資金が必要なのか、どのように備えていくのがよいのかを、プロの意見を確かめながら学び、不安を解消していきたいと思います。
子どものお年玉の管理についての考察は以上です。
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