仮想通貨取引所でのセキュリティ対策として設定する『2段階認証』。大切な資産をあつかう場所なので、きっと登録後、真っ先に設定していると思います。
この『2段階認証』。もし、何らかのトラブルで認証コードが取得できなくなってしまい、取引所のアカウントにログインできなくなってしまったら焦りますよね。
よくありがちなトラブルは
- スマホを機種変更したら、認証できなくなってしまった
- 認証アプリをインストールしていたスマホが壊れてしまった
など。
私自身もつい先日、iPhoneが壊れてしまい2段階認証ができなくなってしまいました。
その時の経験を活かし、今回は国内の大手仮想通貨取引所3社の「2段階認証設定の復旧・解除方法」をご紹介します。
2段階認証設定の復旧・解除方法
2段階認証設定を解除して、ログインできるようにしてもらうには、申請者が取引所に本人であることを証明しなければなりません。解除の申請については、取引所のお問い合わせフォームからサポートへ連絡するのが一般的です。
フォームから連絡する際は、あらかじめ契約者の「名前」「住所」「電話番号」「メールアドレス」なども記載しておくと、後のやりとりがスムーズになると思います。
それでは、大手仮想通貨取引所3社での2段階認証設定の復旧・解除までの流れを確認してみましょう。
bitFlyerの場合
bitFlyerではコチラのお問い合わせフォームから申請します。
お問合せ – ビットコインの購入/販売所/取引所【bitFlyer】
お問い合わせ内容で「ログイン・パスワードについて」を選択し、2段階認証の解除をお願いしたいことを記載して連絡しましょう。
お問い合わせフォームから申請すると、すぐにお問い合わせ番号・問い合わせ内容の記載された自動返信メールが届きます。
bitFlyerの場合は、その後、カスタマーサポートの営業時間(平日 9 時 ~ 19 時)内に、カスタマー担当の方から確認の電話が掛かってきます。その電話にて契約内容の確認が行われ、問題なければ2段階認証設定を解除してもらえます。
coincheckの場合
coincheckでは「ヘルプセンター」のコチラのページに問い合わせ方法が記載されています。内容を確認の上、問い合わせフォームから申請しましょう。
2段階認証設定の解除実行に必要な情報は以下の3点です。
- お名前フルネーム
- ご登録の携帯電話番号
- IDセルフィー画像
このうち「IDセルフィー画像」については、以前登録したものとはちがう画像を新たに撮影して提出する必要があります。
coincheckもお問い合わせフォームから申請すると、問い合わせ内容の記載された自動返信メールが届きます。また、その後のやりとりは基本的にメールで行われるようです。カスタマーサポートにて新しいIDセルフィーが確認され次第、2段階認証の解除が行われます。
Zaifの場合
Zaifの2段階認証解除はコチラのお問い合わせフォームから申請します。
2段階認証の停止の際に必要な情報は以下の5点です。
- Zaifに登録いただいたお客様のお名前、フリガナ
- Zaifに登録いただいたお客様のご住所
- Zaifにご登録の日時
- お取引の履歴
- Zaifにいただいたお客様の電話番号
お問い合わせフォームから上記の情報を記載して申請すると、リクエスト番号と問い合わせ内容の記載された自動返信メールが届きます。
Zaifの場合は、記載した内容がまちがっていなければ、サポートセンターで内容の確認が出来次第、メールにて「二段階認証の設定を解除」の連絡がきます。
まとめ
今回は国内の大手仮想通貨取引所3社の「2段階認証設定の復旧・解除方法」をご紹介しました。
国内の取引所であれば、日本語でやりとりできる上、サポート体制もしっかりしているので、それ程、困ることはないと思います。
これがもし海外の取引所の場合は、日本語でやりとりできなかったり、日本の取引所に比べサポートからの返答が遅かったりするようです。
「2段階認証用の端末が使えなくなってしまう」などのトラブルは、いくら気をつけていても遭遇してしまう可能性があるものです。そんな事態に焦らなくてもよいように、普段使う端末とは別の手段からでも認証コードが取得できるようにするなどの対策をしておくのが良さそうです。
次回は、「2段階認証」を様々なデバイスで同期することができる2段階認証アプリ「Authy」の使い方をご紹介します。
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