喜び上手 喜び下手

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クリスマスの朝。

いつもなかなか起きない子どもに声をかけた。

「プレゼントが来てるんじゃない?」

眠い目をパチクリさせて、周りを見渡し、枕のそばにあるプレゼントの包みを見つけた息子だったが

「これは、帰ってきてから開けよう」

と、素っ気ない様子。

服を着替え終えた子どもに

「いいんじゃない、開けてみても」

そう促すと「それじゃあ」と包みを開き中を確かめ

「やったー!」

先程までに素っ気なさがうそのように、こちらまでうれしくなる会心の笑顔!

うちの子どもは、本当に、とっても喜び上手だと思う。

 あなたは「喜び上手」ですか?

今日は、世界中のいろんなところで、同じように歓声(もしくは悲鳴)が響いたと思います。

はてなブログでも、たくさんの方が、クリスマスプレゼントの様子を報告されていました。

  • 工作好きな娘さんのリクエストの青い布のプレゼント。
  • 過去にWiiFitが手に入らなくて、サンタの存在を疑われた話。
  • 相方からスゴイダサいものをもらってしまった人。
  • Nintendo Switchとマリオオデッセイが届いた姉妹。
  • etc

ちなみにうちの子どものクリスマスプレゼントも「スーパーマリオオデッセイ」でした。

今も、すぐ近くで「わぉ!」「すごい!」とマリオみたいな声を出しながら夢中な様子!

そんな子どもを見ているだけで、私も幸せな気分になります。

喜び上手な人は、それだけで、周りの人を幸せな気分にさせてくれる気がします。

だから、ついつい、プレゼントしたくなっちゃいます。(ただの親バカかもしれません)

あなたは「喜び上手」ですか?

喜び下手な私

そんな喜び上手な子どもを持つ私はといえば、昔からとても「喜び下手」です。

プレゼントをもらった時も、好意を向けられても、お礼をいわれた時でさえ、素直に喜ぶ前に「戸惑ってしまう自分」がいるのです。

そして、そんな反応でプレゼントした相手をがっかりさせてしまうのが嫌で、プレゼントをもらうことがさらに申し訳なくなってしまったり。

そんな風に思いながら「決死の覚悟」でお礼をいったりしているのですが、やはり上手く喜びを伝えることができず、がっかりさせてしまう。

(決してうれしくない訳じゃないのだよ。)

きっと私は、子どもの頃から「喜び下手」な子どもだったと思います。

プレゼントをしても喜びが伝わってこない(喜んでくれない)相手には、プレゼントをした側だって喜びを感じられないものです。

私が、子どもの頃、あまりプレゼントに縁がなかったのも納得です。

「喜び下手」=自己肯定感が低い

「喜び下手」な人は、きっと自己肯定感が低い人が多いのだと思います。

「無償の愛」を感じられずに「自分なんて」「私なんて」という思いを抱えている人は、きっとどこかで「何かを受け取るに値しない」と思い込んでしまっているのだと思います。

だからこそ、自分への「プレゼント」や「好意」「感謝」「優しい言葉」を素直にキャッチできず、戸惑ってしまったり。

相手からの好意に対して、

「自分にそんな価値はないよ」

「自分はそんなに魅力的じゃないよ」

「自分のことなんて好きになるはずがない」

と、自分で否定的な考えを上書きしてしまったり。

あなたも、誰かの好意を上書きしてしまっていませんか?

でもそれは、あなただけでなく、きっと相手も傷つけてしまうものなのです。

「受け取ること」と「与えること」

「受け取る」ことと「与えること」は一見、「受け取る」方ばかりが一方的に得をしているように考えてしまうかもしれません。

でも、実は、私たちの幸せは「与えること」から得られることも多いような気がします。

純粋に誰かに「喜んで欲しい」という想い、無償の愛、感謝の気持ちは、与えた人の心をとても豊かに幸せにすると思うのです。

それならば、「受け取る」側も「受け取る」ことではなく、与えてくれた相手に対して、相手が喜ぶことを「自分が与える」ことを考えれば良いのだと思います。

一方的に「受け取る」のではないのです。

自分が受け取った以上の幸せを、相手にも「与えること」を考えれば、もしかしたら、それは素直な「喜び」につながるような気がします。

「そんな価値はない自分にだって」

「そんなに魅力的じゃない自分だって」

「誰も好きになるはずがない自分だって」

きっと誰かに「与えること」ができるのです。

それってとても素敵なことだと思いませんか?

そして、お互いに「与え合えば」喜びはいっそう大きくなります。

そうすれば、きっと、あなたも(そして私も)、「喜び上手」になれるような気がします。

今、私が、こんな風に考えられるようになってきたのも、子どもが私に、毎日、素敵な笑顔をくれるから!

いつも、ありがとう。

その笑顔が、私にとって最高のクリスマスプレゼントです。

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