「いいこと」を言うより「余計なこと」を言わないことが大切な3つの理由


あなたは、つい「余計なこと」を言って、誤解を生んでしまったり、人間関係を悪化させてしまったことはありませんか。

良い人間関係を構築するには「いいこと」を言おうとするよりは、話したい気持ちをグッと抑えて「余計なこと」を言ってしまわないようにすることが大切です。

今回は、「いいこと」を言うより「余計なこと」を言わないことが大切な3つの理由について考えてみます。

理由1:あなたが「良かれ」と思うことが、相手にとって「いいこと」とは限らない

環境や立場、年齢、性別、その人の気質など、人の考え方は千差万別で、完全に理解し合うことはできないものです。

そのため、たとえ、あなたが相手に良かれと思って言ったことでも、相手には全く響かなかったり、おせっかいと煙たがられてしまうことも。最悪な場合、思わぬ地雷を踏んでしまう可能性だってあります。

相手にとって「良いこと」を言うのは、殊の外、難しいもの。軽い気持ちで助言なんてしたら、「余計なこと」を、と思われてしまうことなりかねないのです。

理由2:100の「いいこと」よりも「余計な一言」の方が心に残ってしまう

普段から「いいこと」を言って好印象を与えていても、不用意な余計な一言をいってしまうと、これまでの信用が一瞬にして失われてしまうことがあります。

これは、人はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に注意を向けやすく、また、それが記憶にも残りやすいという「ネガティビティバイアス」と呼ばれる性質があるためです。

一度悪いイメージを持たれてしまうと、なかなかその印象を覆すことは難しいのはこのためです。

理由3:同じ言葉でも「誰が言いうか」で相手の反応が変わってしまう

言葉は「何を言うか」だけでなく、「誰が言うか」で、相手の受け取り方が大きく変わるものです。

たとえは、やさしい先輩から言われると素直に聞き入れられる言葉でも、普段からイヤミばかりの上司に言われると、同じことをいわれてもいちいち反対したくなったりしますよね。

同じ褒め言葉でも、イケメンな同僚からならうれしいのに、上司からだとセクハラと受け止められてしまうことも。

どうしてこんなことになるのでしょう。

それは、相手からどれだけ信用されているかに、差があるからです。

どれだけ「良いこと」を言ったとしても、相手からの信用度が低ければ、相手にはまったく響かないどころか、かえってマイナスイメージしか与えられないのです。

「余計なこと」を言わないために

余計なことを言わないための最善の方法。それは「相手から聞かれるまでは、何も言わない」ようにすることです。

お互いのことをよく知らなかったり、信頼関係性が構築できていない相手からの信用を得るために、自分のことを知ってもらおうと、自分について語ることは、けして良い方法ではありません。

よほどのことがなければ、ほとんどの人は、あなたに興味はないのです。

聞かれもしないのに、自分の話をされても、相手は困惑してしまいます。

相手に興味を持ってもらうためには、まず、相手の話を聞くことを心がけていくことが大切です。なぜなら、人は、自分に興味を持ってくれている相手のことは、気になるもの。

自分の話をしたくなるのはグッとガマンして、つねに相手の話を傾聴することを優先するようにすれば、おのずと余計なことは言わないようになるはずです。

まとめ

上司と部下、先生と生徒、先輩・後輩、親子、友人、男女、など、さまざな関係がありますが、余計なことを言わないように気をつけ、相手の話を傾聴することは、どんな人間関係でもとても重要なことです。

上司と部下のように、力関係に差がある場合、ついつい力の強い方が一方的に話すようになってしまいがちです。そんなときこそ、特に「余計なこと」を言わないように、相手の話をしっかりと傾聴することを第一に考えるようにするように心がけるようにしましょう。

いいこと」を言うより「余計なこと」を言わないことが大切な3つの理由についての考察は以上です。

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