「パパ、今日はラッキー勝負!だよ!忘れちゃったの?」
お風呂に入る時に、わが家の子どもが、呼びかけてきた。
もちろん、忘れるはずなどない。今回も、勝負を、持ちかけたのは私なのだから。
うち子は、戦いや勝負ということが大好きです。そんな子どもに私がよく仕掛ける戦い。それが「ラッキー勝負!」です。
今回は、ラッキー勝負!【運のいい人の法則】について考えてみます。
ラッキー勝負!
「ラッキー勝負!」とは、お互いにその日にあった「ラッキーな出来事」の数を競い合うというもので、息子と私の二人でたまに開催します。
前回の開催は1月。ラッキーな1年になるようにと考えてのことでした。今回は、新学期に向けて、お互いの運の良さを競い合うことで、新しいクラスをラッキーな気持ちで迎えるために実施します。
「ラッキー勝負!」のルールはとても簡単!
その日にあった「ラッキーな出来事」の数を競い、お互いに自慢しあう。
ただそれだけです。
「でも、ラッキーな事なんて、そんなにたくさんあるの?」
そう思われるかもしれません。しかし、ラッキー勝負!では、ラッキーかどうかは自己申告制のため「ラッキーだった」といえばカウントされます。
ちなみに今日の二人のラッキーはこんな感じです。
(はじめのうち)
「久しぶりの学童で〇〇ちゃん(指導員さん)に会えたよ」
「けさはとても早く着いたから余裕を持って打ち合わせに臨めたよ」
「まだ秘密だけど、学童でとてもいいものを作ってるよ」
「朝一番の打ち合わせが、とてもスムーズに終わったよ」
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(10個を超える当たりから)
「きょうのお昼はきらいなしいたけとエビが入っていたけれど、ちゃんと食べられたんだよ」
「1週間かけて準備した企画内容は、残念ながら採用されなかったけど、おかげで今日は早く帰ってこられたよ」
「朝、とても眠かったけれど、ちゃんと起きられたよ」
「今日は、打ち合わせでお客様のところに直接いったから、会社に自転車がなくて、おかげで帰りは久しぶりに歩いて帰ってこれたよ」
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不思議なことにラッキーなことを探していくと、どんなことでもラッキーだったと思えるようになってきます。そして、最後はお互いに「今日はほんとうにラッキーな1日だったね」と称えあうのです。
「あなたは運がいいですか?」
「あなたは運がいいですか?」と質問されたら、あなたはどう答えるでしょう?
あのパナソニックを一代で築き上げた経営の神様、松下幸之助さんは、次のような言葉を残しています。
面接で”運が悪い”と答えた人は、どんなに学歴や面接が良くても、即不採用。
松下幸之助さんは、面接の最後に必ず「あなたは運がいいですか?」と質問し、「運が悪い」と答えた人は、どれだけ学歴や面接結果が良くても不採用にしたといいます。
そんな、松下幸之助さんは自身について著書『人生談義』の中で
「ぼくは運のいい人間だと思いますよ」
とおっしゃっています。その運のよさを物語るエピソードをご紹介します。
セメント会社の臨時雇いとして働いていたときのこと。
仕事の帰りに船に乗っていると、近くを通った船員が足を滑らせた際に抱きつかれてしまった松下さんは、一緒に海に落ちてしまいました。
無我夢中で手足をバタバタしていたら、戻ってきた船に救助され助かったそうです。
「夏だったからよかったけれど、もし冬だったら死んでいたでしょうな」
独立して商売を始めたばかりの頃のこと。
自転車で製品の配達をしていたら、四つ角から飛び出してきた車とぶつかり、近くの線路まで吹っ飛ばされてしまいました。
さらに間の悪いことにちょうど電車が迫ってきたのですが、二メートル手前で止まってくれ、かすり傷一つなかったそうです。
うん、さすが、経営の神様といわれるだけあり、運も兼ね備えて・・・いる?
運のいい人の法則
「運がいい」
というと
「宝くじに当たる」
「無謀ともいえるチャレンジに成功する」
というような人知のおよばないような、確率の低い幸運に恵まれるようなことと思うかもしれません。
ところが、英国の心理学者リチャード・ワイズマン博士は、幸運と不運を隔てるものに興味を抱き、10年の歳月をかけ数百人へリサーチした研究で、運はけして魔法の力でも、神様からの贈り物でもなく、運は考え方と行動で変えられるものという見解を示しています。
研究にあたってワイズマン博士は、さまざまな実験を重ねながら「運の良い人」「運の悪い人」の違いを次のように調査したそうです。
ある実験では、自分は「運が悪い」という人と「運が良い」という人を集め、その人達が喫茶店の前に落ちている5ポンド札の存在に気づくか、そして喫茶店の中に入り、どのような行動を取るかを調べました。
「運が良い」と答えた人は、喫茶店の前に落ちている5ポンド札に気づき、喫茶店の中に入ると「実業家」の横に座って、自己紹介をし、コーヒーをご馳走して、会話をし始めました。
一方「運が悪い」と答えた人は、5ポンド札の存在にも気づかず、「実業家」の横には座ったものの、話しかけることはありませんでした。
その日の午後、両者に「今日の午前中、何か良いことか悪いことはありましたか?」と、質問したところ、「運が良い」という人は、道で5ポンド札を見つけたことや、喫茶店で実業家と会話が弾んだことを嬉しそうに話したのに対して、「運が悪い」という人は、無表情で、特に何もなかったと答えたそうです。
この調査の結果をうけ、ワイズマン博士は「運のよさ」は「考え方」や「心の持ちよう」が大きく影響すると述べています。
長者番付の常連だった事業家の斉藤一人さんも、こんな風におっしゃっています。
「ついてる」という言葉を1日1,000回言おう。
「ついてる」と言っていると心の底からやる気が湧いてきたという人が多いので、何か夢を叶えたい人は1日1,000回「ついてる」をいってみるといいですよ。
ここまで、お読みいただいたみなさんに、改めて質問です。
「あなたは運がいいですか?」
もしかしたら、世の中に、運の良し悪しなんて存在しないのかもしれません。
もし、そうだとしたら、それはとても素敵なことではないでしょうか?
運が、本当にあるのだとしたら、運のない人は、運のある人には、ある面でかなわないわけで、それは才能のあるなし以上に残酷なことのような気がします。だからこそ
「運のいい人」なんて存在せず、考え方ひとつで大きく変わるんだ
という方が、自分でも何とかする余地があるような気がします。
まとめ
「ラッキー勝負!」でラッキーなことを言いあっていくと、どんなことも考え方次第で「ラッキー」と解釈できるようになってきます。(そうでもしなければ「ラッキー勝負!」に勝つことは難しいのです。)
「ラッキー勝負!」のもう1つのメリット。それは、子どもがムキになってラッキーを探しながら、自然とその日どんなことがあったのかを教えてくれることです。
子どもが満面の笑みで「今日は運が良かったんだよ」とその日の出来事を教えてくれるのは、とてもうれしいものです。
最後に、最近、拝見した2つのラッキーな記事を勝手ながらご紹介させていただきつつ、今日の記事を終了したいと思います。
いいこと日記を付け始めてみたものの…はたして効果は? – ネコノラ通信web
わたしの時代がきたのかな?なんだかついてる。 – あさはかなふかぼり
ラッキー勝負!【運のいい人の法則】についての考察は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント
「・・・だけど・・・だから良かった」と
終わりよければ全てよし、そんな考えがいいですね。ダメな事が起きてもそこから得るものがあればラッキー。いいですね!
はる (id:akastubaki)さん、コメントありがとうございます。どんなことも「ラッキーだった」と口にすると、結構「そうだったのかな」と脳が騙されてくれるような気がします。ラッキーと言えるということは、生きているということですし、それだけで十分ラッキー!だと思います。
ブログをご紹介いただき、ありがとうございます!
ついてるー!
見つけていただけてついてるー!
ヨシダ (id:spatspipinfuko)さん、コメントありがとうございます。「なんか、ついてる!」って魔法の言葉だと思います。