【AdSense】関連コンテンツ広告が高収益な3つの理由

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こんにちは。

あなたはAdSenseの関連コンテンツ ユニット、使っていますか?

関連コンテンツ ユニットは利用資格があるため「まだ使えないよ」という方もいるかもしれません。

関連コンテンツ ユニットは、トラフィックが多く、固有のページ数が基準に達しているサイトでのみご利用いただけます。

私も、つい先日、やっとこのブログで関連コンテンツ広告が使えるようになったばかりなのですが、短期間ながらその効果にとても驚いています。

今回は、AdSenseの関連コンテンツ広告が高収益な理由について考えてみます。

関連コンテンツ広告とは?

ブログを見ていると記事ページの下の方に、こんな感じでブログ内の別の記事と広告が一緒に表示されているユニットを見かけることがあると思います。これが「関連コンテンツ広告」です。

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Googleが「関連コンテンツ広告」を導入したのは2015年4月のこと。当初は一部のユーザーのみにベータ機能版として提供されていましたが、2017年初め頃から、一般のユーザーにもサービスがされるようになってきました。

Googleは「関連コンテンツユニット」を追加する本来の目的について次のように提唱しています。

ページビュー数を増やして総収益を高めることです。

また、その効果についても

ユーザーにとって関連性が高いコンテンツが増えるので、サイトのページビュー数や滞在時間、ユーザーのリピート率、広告表示回数が向上し、広告収益の増加が見込めます。

平均的なおすすめの関連コンテンツでページビュー数が 9%、滞在時間が 10% 向上します。

と述べています。

サイト内の記事を見やすく紹介してくれる上に、そっと広告も紛れ込ませて収益もあげてくれるという、Googleお墨付きのサイト運営支援ツール。それが「関連コンテンツユニット」なのです。

どうすれば利用できるの?利用条件は何?

多くのメリットがある「関連コンテンツ ユニット」ですが、残念ながら誰でも利用できるわけではありません。AdSenseヘルプによると利用するためには「サイトのトラフィック量とページ数が最低要件を満たしている必要があります。」とあります。

関連コンテンツ ユニットのご利用資格

関連コンテンツは、特定の要件を満たすサイト運営者様のみご利用いただけます。ご利用になるには、サイトのトラフィック量とページ数が最低要件を満たしている必要があります。この要件は、関連コンテンツによってサイトのユーザーに確実に優れたエクスペリエンスをお届けするために設けられています。関連コンテンツ ユニットを作成できるかどうかは、AdSense アカウントの [広告の設定] ページでご確認いただけます。

関連コンテンツ機能について – AdSense ヘルプ

トラフィック量=ネットワーク上の通信量

ページ数=サイトのページ数

と考えると、ある程度のページ数とアクセス数(ページビュー数)があることが利用資格だと思いますが、具体的な基準は示されていません。そのためこの「利用条件」についてはネット上でも様々な憶測がされているようです。

ちなみに私の場合、このブログでは「記事数156」「ページビュー数1万PVを越えたくらい」で利用できるようになりました。その一方、WordPressのサイトではそれよりも少ない記事数・PV数でも利用できるようになっていました。(WordPressの方がサーバのトラフィックがスムーズなためでしょうか?)

1記事、書くごとに利用できるようになっていないかどうか確認していた私が言うのもなんですが、まだ利用できない方は、条件など気にせずに記事を書いてアクセス数を増やしていくのが良いと思います。

関連コンテンツ広告が高収益な3つの理由

ここからが今回の本題。AdSenseの関連コンテンツ広告が高収益な理由について、私なりに考えてみました。

1.ユーザーの利便性の向上

Googleの提唱するように「関連コンテンツ広告」の主な目的は、単にAdSenseの収益を増やすことではなく、ユーザーの関与度を高め、ユーザーがあなたのウェブサイトから新しいコンテンツを見つけられるようにすることです。

通常のAdSense広告ユニットと異なり、「関連コンテンツ広告」はエンゲージメント(つながり)、ページビュー、ユーザーのウェブサイトへの滞在時間を増やす目的で、ウェブサイトをスキャンし、ユーザーに関連したコンテンツをお勧めしてくれます。

「関連コンテンツ広告」はこのお勧めの幅が広く精度もかなり高いような気がします。

例えば「はてなブログ」にも「関連記事」を表示する機能はありますが、これは各記事に付けられたカテゴリータグに基づいて表示されていると思われます。そのため、記事ごとに表示される「関連記事」もほぼ決まってくるような気がします。

一方「関連コンテンツ広告」のお勧めする記事は、カテゴリータグよりも幅広い記事から選ばれているような感じがします。実際、「関連コンテンツ広告」掲載後、これまで埋もれていた記事のアクセス数が少し向上している感じがします。

この「関連コンテンツ広告」のお勧め記事の幅の広さ・精度の高さにより、推奨された投稿をクリックした人が増え、ページビューが増加し、直帰率が低下することで、結果的にAdSenseの収益にプラスの影響を与えていると考えられます。

2.広告表示回数が増える

こちらは関連コンテンツ ユニットを掲載する前後の「ページビュー数」「広告表示回数」のグラフです。関連コンテンツ広告掲載後は、広告表示回数が格段に増えています。

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この2つのグラフを重ねてみると、関連コンテンツ広告を掲載する前は「ページビュー数」と「広告表示回数」の増減がほぼ同じなのに対し、関連コンテンツ広告掲載後は「広告表示回数」だけが大きく伸びているのが良くわかります。

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「広告表示回数」の増加は、そのまま広告がクリックされる機会の増加につながるため収益の増加が見込めるのですが、通常の広告では広告を増やすことは記事の見やすさを損なうことになるため、ただ広告を多く掲載すれば良いわけではありません。

その点「関連コンテンツ広告」は、「広告掲載面に広告を自然に溶け込ませることで、ユーザーにコンテンツの一部として見てもらえるネイティブ広告」のためユーティリティを下げることなく「広告表示回数」を増やすことができるため収益増加が見込めると思われます。

実際、「広告表示回数」は関連コンテンツ広告掲載後2~3倍くらいに増えているような気がします。

3.クリック率が増える

こちらは関連コンテンツ ユニットを掲載する前後のAdSense広告の「クリック率」のグラフです。データ収集期間が短いためたまたまという可能性も否めませんが、関連コンテンツ広告掲載前2%以下だった「クリック率」が大きく伸びました。

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これは「広告表示回数」が増えたことも理由の1つだと考えられますが、それ以外に「関連コンテンツ広告」ならではのクリックされやすい理由があると思います。

通常のAdSense広告ユニットと異なり、「関連コンテンツ広告」はユーザーに関連したコンテンツをお勧めしてくれます。その精度の高さは先に述べた通りですが、その際、一緒に掲載される広告も読まれた記事と関連性の高い広告を表示してくれるようです。そのため同じブログでも記事によっては「お勧めする関連コンテンツ」も「表示される広告」も異なってきます。

例えば、お金に関するテーマの記事では、お金に関する広告が表示されます。

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パソコン関連の内容の記事だと、PCソフトやサービスなどの広告が表示されます。

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こちらはゲームなどを紹介した記事の「関連コンテンツ広告」です。

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このように読まれた記事と関連性の高い広告が表示されるため、ユーザーの興味を引きやすい=クリックされやすいという特長が「関連コンテンツ広告」にはあると思います。クリック率が高くなれは、広告収益が高くなるのは言うまでもありません。

まとめ

AdSenseの関連コンテンツ広告は単に収益を上げるだけでなく、ブログの閲覧性を高める意味でもとても優れた機能を有していると思います。その効果は、特に私のような雑記ブログでは埋もれた過去記事の発掘にもつながり、大きな恩恵を受けられるような気がします。

利用資格があり誰もがすぐに使えるわけではありませんが、もし使えるのにまだ利用していない方がいらっしゃればすぐに利用することをお勧めします。

AdSenseを使っているのにまだ「まだ使えないよ」という方は、利用できるようになることを1つの目標にしてみるのも良いかもしれません。

今回は、この辺で。

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