能力や環境を嘆く前に、自分の努力不足を疑ってみる

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こんにちは。

あなたは普段、何かが上手くいかなかった時や、何かを失敗してしまった時、どのように考えていますか。

何か上手くいかないことがあった時、私たちはつい

「自分には才能がないから」

「○○が協力してくれないから」

「環境が悪いから」

「タイミングが悪いから」

「お金がないから」

「時間がなかったから」

とダメだった原因や理由を探してしまいがちです。

しかし、この世の中は上手くいかないことの方が多かったりするもの。そのようなことを繰り返して、上手くいくラッキーを待ち続けていても、状況は改善することはまずありません。

それならば、すぐに変えることの難しい自分の「能力」や「環境」を嘆くよりは、上手くいかなかったことや失敗を糧に、どのようにすれば良いのかを考えるようにした方が、その後の人生の選択肢も増えていくというものです。

今回は「能力や環境を嘆く前に、自分の努力不足を疑ってみる」ということについて考えてみます。

主体的(proactive)と反応的(reactive)

「○○だから」「○○だったから」ともっともらしく自分に言い聞かせるのはとても簡単なことです。

しかし、そのような考え方を選択し続けていると、人はどんどん反応的(reactive)になっていってしまいます。

反応的とは、自分の状況を全て外的な要因(他人や環境、星座にいたるまで)のせいにして、それらへの反応として自身の考えや行動を選択してしまうことです。そのため反応的な人は、周りの環境に影響され流されやすくなってしまいがちです。

また全てを自分以外の他者のせいにするため、つねに被害者意識に陥り、生活のコントロールを失い、そして最終的には自分の人生を自分で選んでいく能力を失ってしまいます。

一方、何か上手くいかなかった際、周りの環境や自分の才能のせいにせず、自分の努力不足に気づき

「上手くいくためにどんな努力をすれば良いだろう?」

「上手くいくにはどんな工夫をすれば良いだろう?」

「上手くいくためにどんなことをすれば良いだろう?」

という考え方を選択をすることができる人は、自らの人生をつねに主体的(proactive)に生きることができます。

支配される選択・支配されない生き方

反応的な選択をすることは、結果として周囲の物理的な環境に支配されることを許してしまっていることになります。

それは朝の天候であったり、嫌いな上司であったり、と自分ではどうにもならないことばかり。

天気の良し悪しで気持ちが良くなったりふさいでしまったり、他人との関係で嫌な気分になってしまったり、と周りに振り回されてしまうのは、自分の考えや感情のコントロールを支配されていることに他なりません。

自分ではどうすることもできない天気や他人などに振り回されることなく、自分の価値観で主体的に生きることを選択することは、結果として周囲の環境に支配されない生き方につながります。

人は本来、主体的な存在です。そして、主体的に生きるか、反応的に支配されるかは、自分で選択できるのです。

能力や環境を嘆く前に、自分の努力不足を疑ってみる

何か上手くいかないことがあった時、私たちはついつい自身の置かれた「環境」や自身の「能力」のせいにしてしまいがちです。

たしかに一面ではそれは正しく思えてしまうかもしれません。

他者と比べてあなたを取り巻く環境は恵まれていないかもしれませんし、生まれ持った能力では敵わないこともあるでしょう。

しかし、それらを嘆いているだけでは、状況は1mmだって改善することはありません。

「あなた」は「あなた」。他人と比べて悲観するくらいなら、過去の「あなた」と比べて成長した未来の「あなた」になるためにできることを考えましょう。

そのためには、環境や能力不足で言い訳せず、

「自分がもっと努力できたことは何だろう?」

というようにもっとやれたかもしれないことを振り返って考えてみましょう。

自分自身が「努力不足」だったと考え、そこから

「では、どのようにすれば良いだろう?」

と自分自身に問いかけることができれば、あなたは「上手くいかなかった」という経験を次へ進むための大きな糧とすることができるのです。

改善するために行動し続けるのか。それとも能力や環境のせいにして自己完結し成長を止めるのか。

私たちは、どちらの生き方も、自分の意志で選択できるのです。

主体者意識を持つ人は自分の努力不足に気付き 被害者意識を持つ人は能力不足を嘆く(原田隆史)

さあ、あたなたどちらの生き方を選択しますか。

※この記事は2017年1月1日にWordPressにて投稿したものに加筆修正を加えたものです。(191)

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