記事にこんなタイトルをつけたけれど、日曜日にバスケットボールの試合があったわけではありません。
そもそも、私は筋金入りの運動音痴なのでスラムダンクを決めるなんて、夢のまた夢です。
今日は、朝からのんびり過ごしてしまった日曜日にAbemaTVで見て、その後、読み返してしまった「スラムダンク」のお話です。
スラムダンクな日曜日
「スラムダンク」については、知らない人はまずあまりいないと思いますが、おさらいです。
『SLAM DUNK』(スラムダンク)
井上雄彦による高校バスケットボールを題材にした少年漫画作品。『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にわたり連載され、アニメやゲームも制作された。通称『スラダン』(Wikipediaより)
Wikipediaを改めて見てはじめて、スラムダンクの通称がスラダンだと知りました。今まで、私の周りにスラダンと略して呼んでいる人はいなかったので。(おまえ、友達いないじゃん、というツッコミはこの際なしで)
このスラムダンク、現在、AbemaTVで放送していて、最近は、家事のついでに流し見してたりするのですが、今朝は、ちょうど湘北と海南の試合の真っ最中でした。この日はちょうど海南のシューター・神が3ポイントシュートを次々と決めて、点差が広がっていき、安西先生がタイムアウトを取るところで、放送が終わってしまうのです。
スラムダンクの中では、私はこの海南戦が山王戦とならび好きな試合です。その後のストーリーを含めれば1番好きなエピソードかもしれません。という訳で、どうしても続きが見たくなり、家事そっちのけでマンガで続きを読んでしまいました。
「昨日の試合は、きっと一生忘れられないよ。…だって、初めてダンクを決めた試合だもの」
海南戦の最後から、桜木が落ち込み立ち直るまでのエピソードは、これまで何度も何度も見て、そして、その度に、涙があふれていました。そして、今回も、やっぱり泣けました。
試合終了間際、起死回生のリバウンドを取って望みをつないだ次の瞬間に、痛恨のパスミスをしてしまう桜木。
マネージャー彩子さんの目に涙が浮かぶ。
桜木にいち早く近づき、その肩を取って「泣くな」という赤城キャプテン。
いつもは容赦のない三井・宮城・流川も、桜木と「野猿」「赤毛猿」と罵りあい、いつもなら真っ先に勝ち誇りそうな海南の清田も、その心情を察して無言。
いつも、大口をたたいてばかりの桜木の止まらない涙。
思い出すだけで、胸が熱くなります。
次の日、学校をサボった桜木を見つけ、声を掛ける晴子さん。
「昨日の試合は、きっと一生忘れられないよ。…だって、初めてダンクを決めた試合だもの」
夜の部室で試合に負けた原因について
「オレのせいだ」
「いや、オレのせいだ」
といつものように殴り合う桜木と流川。
翌日、ボーズ頭になって、コートの床を磨く桜木。それを見て大笑いする三井と宮城。
この一連のエピソードは、何度読んでも、こころが熱くなります。その中でも、今回は晴子さんのセリフについて、改めて考えてみます。
幸せの習慣〈ポジティブ・リアクション〉
ドクターモルツのサイコ・サイバネティクスの入門書「自分を不幸にしない13の習慣」の中に「ポジティブ・リアクション」という考え方が紹介されています。
自分の身に起こる様々な「出来事」と、それに対してどのように感じ、対応するかという「反応」の間には、自分の脳が「出来事」を「解釈」するというプロセスがある、というものです。
先程のスラムダンクの場合、桜木の中では海南戦は、
「自分のパスミスのせいで負けてしまった試合」
という「解釈」の結果、
”自分のせいで負けてしまった”
”チームの足を引っ張ってしまった”
という考えに囚われて、動けなくなってしまいました。
そこに晴子さんが、海南戦は
「初めてダンクを決めた試合」
という別の”ポジティブ”な「解釈」を与えてくれました。その事で、桜木は1歩前へ進むことができました。
さらに、その後、流川と会い、お互いが
「自分のせいで負けた」
という主張を譲らないといういつもの意地の張り合いを経て「自分のせいで負けた」という考えを、落ち込む理由から、もっと上手くなるためのモチベーションに切り替えることで、完全に乗り越えるのです。
この、「出来事」への「解釈」を変えることで、出来事への「反応」をポジティブにしていくことを「ポジティブ・リアクション」といいます。
海南戦を「自分のせいで負けた試合」と「解釈」して落ち込む桜木。
海南戦に「初めてダンクを決めた試合」という「解釈」があることに気づかせてくれた晴子さん。
海南戦を自分と同じように「自分のせいで負けた試合」と「解釈」し練習する流川。
その流川と意地を張りあう中で「自分のせいで負けた試合」を自分の課題として「解釈」しもっとうまくなろうと心機一転する桜木。
同じように、私たちの身に起こる様々なことも、それを自分がどのように「解釈」し「反応」するかを選ぶことができます。
すでに起きてしまった「出来事」は変えようはありません。しかし、その「解釈」を変えることは可能です。
「出来事」⇒「解釈」⇒「反応」というプロセスがあることを意識する
そして、それが意識できれば
反応(リアクション)をポジティブに変えることができる
大切なのは、
その反応は自分で選んでいる
のだと意識することです。
すぐ忘れてしまう、私のための忘備録として。
今日はこの記事を読んで、私もスラムダンクを読んだので書いてみようと思いました。
スーパーにて、スラムダンクするバカ夫婦はこちらです。 – ネコノラ通信web
本当は、スラムダンクを読んでダラダラしてしまった話を書くつもりで、こういう内容になるとは思いもよりませんでした。
本当です。
コメント
スラムダンク私も全巻もっています。読み返したくなりました。
私も、スラムダンクはたったひと夏の出来事なのに(だからこそ)何度も読み返してしまいます。コメントありがとうございます。